リターン・リバーサルとは｜株初心者のための株式投資と相場分析方法

リターン・リバーサルとは

リターンリバーサルとは

リターンリバーサル（英語：return reversal）とは、今までよかった銘柄が相対的に悪くなり、逆に今まで悪かった銘柄が相対的に良くなる現象のことをいいます。「リターンリバーサル現象」、「リターンリバーサル効果」とも呼ばれます。

株式などの金融商品は、いつまでもずっと上昇する or いつまでもずっと下落するといった動き方はせず、循環的に推移します。買われ過ぎたものは、利益確定や割高感から売り圧力が高まって売られやすくなり、売られ過ぎたものは、買戻しや割安感から買い圧力が高まって買われやすくなります。そうやって相場は循環的に推移します。

リターンリバーサル手法

「今までよかった銘柄が相対的に悪くなり、逆に今まで悪かった銘柄が相対的に良くなる」

この現象を利用した投資方法を「リターンリバーサル手法」といいます。つまり「逆張り」の投資手法のことです（「リターンリバーサル」と言えば、「リターンリバーサル現象」や「リターンリバーサル効果」でなく、「逆張り」の投資手法のことを指す場合もあります）。

逆張りとは、今までよかった銘柄はいずれ相対的に悪くなるから売り、今まで悪かった銘柄はいずれ相対的に良くなるから買い、といったように、トレンドとは逆の売買をする投資手法のことを言います。一方、トレンドに逆らわない投資手法は「順張り（トレンド・フォロー）」と言います。