サーキットブレーカー制度とはサーキットブレーカー制度(英語:circuit breaker)とは、株価が大きく変動した際に、あらかじめ決めた上下限に株価が達すると自動的に売買を停止する措置のことです。サーキットブレーカーが発動されると、売買が一定時間(15分間)停止されます。世界の主要な証券取引所や先物取引所で導入されています。 |
株価の急激な変動は投資家心理を急激に悪化させるので、サーキットブレーカー制度によって投資者の心理を一旦落ち着かせ、冷静な投資の判断ができるよう促し、株価の乱高下を防ぐ狙いがあります。
サーキットブレーカー制度は、1987年10月にニューヨーク株式市場で起こった株価の大暴落「ブラックマンデー」をキッカケにニューヨーク証券取引所で始まった制度です。その後、2010年に米国株がフラッシュクラッシュしたことをキッカケに制度が改正され、13年に新ルールが適用されました。新ルールは新ルールは、ニューヨーク証券取引所やナスダックでは、S&P500(S&P500種株価指数)を基準にレベル1からレベル3の3種類のサーキットブレーカーが発動されます。レベル1は、S&P500が前日の終値から7%下落すれば15分間取引が停止され、レベル2は、13%下落すれば15分間取引が停止、レベル3は、20%下落すればその日の取引が停止されます。
サーキットブレーカー制度は、日本でも導入されています。日本の取引所では、株価指数先物や指数オプションにおいてサーキットブレーカー制度が適用されます(現物株式の売買までは停止しない)。株価指数先物の場合、サーキットブレーカーが発動されると売買が10分間停止され、債券先物の場合は、前日の清算価格から2万円以上変動した場合に売買が15分間停止されます。
海外では全銘柄と株価指数先物の売買が一定時間停止される場合があります。また、商品取引所でも同様の制度が導入されています。
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