S&P500(S&P500種株価指数)とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLC(SPDJI)が1923年から算出・公表している米国株の動向を示す代表的な株価指数のことです。 |
株価指数とは株価指数(かぶかしすう)とは、株式市場全体の相場を表すために、複数の銘柄の株価をある一定の計算方法で総合し指数化したものです。 ニューヨーク証券取引所ニューヨーク証券取引所(NYSE:New York Stock Exchange)は、米国(アメリカ)のニューヨークにある世界最大(銘柄数)の証券取引所です。ウォール街(ウォールストリート)の象徴的な存在となっており、上場企業は約2800社あります。そのうち約460社が外国の企業です。日本企業は17社上場しています。1792年に設立された歴史ある証券取引所で、その伝統と信頼を維持するために上場審査は世界一厳しくなっているため、世界を代表する企業が上場しています。ニューヨーク証券取引所の立会時間は東部時間の9時30分から16時(日本時間では23時30分から6時・夏時間(サマータイム)の場合は22時30分から5時)となっています。 上場上場(じょうじょう)とは、株式などの有価証券やデリバティブ商品を取引所で売買できるようにすることです。上場するには、取引所の審査を受ける必要があります。株式会社が株式を上場することによって、その株式を一般の投資家が売買できるようになります。その売買できるようになる瞬間を「上場」といいます。 浮動株とは浮動株(ふどうかぶ)とは、常に市場で売買されている株式です。つまり、企業が発行している株式のうち、大株主が保有している株式(市場で売却される可能性が低い株式)を除いた、市場で自由に売買されている株式です。市場で売買される可能性が低い株式は、固定株、少数特定者持株、特定株と呼ばれています。 時価総額加重平均時価総額加重平均(じかそうがくかじゅうへいきん)とは、対象となる組み入れ銘柄の時価総額合計を、基準とする一定時点の時価総額の合計で割ったものです。世界の株価指数(複数の銘柄の株価をある一定の計算方法で総合し指数化したもの)の多くが時価総額加重平均を採用しています。
NYダウや日本を代表する株価指数である日経平均株価は、単純平均の株価指数です。単純平均とは、対象となる銘柄の株価合計を銘柄数で割って算出される平均株価です。 |
S&P500は、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしているため、米国株式市場全体の動向を見る際に利用されます。また、S&P500は時価総額をベースとしていますので、米国の大型株の動向を示す指標として、機関投資家の運用成績を計るベンチマークとしても利用されます。
S&P500とNYダウの違いは、指数化する際の計算方法と銘柄数に大きな違いがあります。
指数 | 計算方法 | 構成銘柄数 |
S&P500 | 時価総額ベース | 500 |
NYダウ | 株価ベース | 30 |
また、NYダウは構成銘柄上、輸送株やエネルギー株の割合が比較的高いため、原油価格の動向に左右されやすい面があります。また、工業株は海外向けの企業が多く、為替の影響を受けますので、ドルの動向にも左右されやすい面があります。一方、S&P500は、情報技術株や金融株、ヘルスケア株、消費者・サービス株の割合が比較的高いです。
S&P500のこれまでの推移や、S&P500のPER(株価収益率)、配当利回り、PBR(株価純資産倍率)、自社株買い額は、当サイトの姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認できます。
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