小売株は、消費者態度指数や月次売上高の動向によって株価は左右されやすくなりますので、内閣府が発表する消費者態度指数や、企業が発表する月次売上高は常に注目を集めます。
昨今では、小売業の中でも利益率の低いナショナルブランドの商品を減らして、自社で開発するプライベート・ブランド(PB)商品を増やす企業も出てきて利益率を高めている企業もありますので、その業績はより注目を集めています。また、小売株は内需として捉えられることが多い業種ですが、昨今では欧米やア ジアに進出し、海外での売り上げを伸ばしている企業も多く見受けられます。ゆえに、企業によっては内需としての捉えられ方が薄くなっている企業もあります。
さらに、小売業は店舗での販売だけでなく、インターネットで商品を販売する企業も増えており、ネット販売が本格化している面も注目を集めています。ただ
し、ネット販売に関しては、まだ発展途上という面は否めず、ネット販売によって大きな利益を得られるようなシステムにはなっていない面は注意が必要かと思い
ます。
また、小売株は新年度に注目を集めやすくなります。通常、日本の企業は、新年度の業績予想は低く出してくる傾向が強いのですが、小売株に至っては強めの予想を出してくる傾向があるためです。そういった企業は新年度に投資家から注目を集めますので、株価の動向はチェックしておいた方がよいでしょう。
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