長期投資（バイアンドホールド）｜株初心者のための株式投資と相場分析方法

長期投資（バイアンドホールド）

長期投資（バイアンドホールド）とは

長期投資（英語：buy and hold｜バイアンドホールド）とは、長期保有することを目指した投資スタイルです。ファンダメンタルズ分析に重きを置く投資スタイルです。長期投資は、いかに大きな利幅を取るかがポイントとなります。

長期投資で見るチャート

長期投資を行う方は、チャートは主に月足、週足を見て投資することが多いです。チャートは期間の長いチャートの方が信頼性が高まりますので、月足や週足の期間の長いチャートを見て相場の大きな転換点を見極めます。

長期投資の環境チェック

長期投資はスイングトレード同様、市場の環境によって大きく左右されるトレードであるため、日経平均株価や米国、欧州や新興国の長期的な市場動向も把握する必要があります。日本株は「世界景気敏感株」と呼ばれることがあるぐらい世界の景気に左右されやすい株です。よって、世界の金融市場の長期的な環境を注視しておかなければなりません。また、日本株は為替の動向にも大きく左右されますので、為替の長期動向も予測する必要があります。

長期投資の銘柄選び

長期投資では、銘柄選びが重要です。長期投資では、ある程度保険のきくような銘柄がいいでしょう。

株式の世界では「国策に売りなし」という格言があります。国策に関連する銘柄であれば買い需要は保たれやすいので、比較的買いやすく、長期投資に向いている銘柄です。また、これから相当期待できる業種や個別銘柄も扱いやすいです。逆に、赤字企業で倒産の危険性がある銘柄は避けるべきです。長期投資は期待出来る株を割安な時に仕込む投資スタイルなので、株価が割高な時に買ってはいけません。

長期投資の注意点

長期投資は、はじめから「長期投資をするぞ」と思って投資してはいけません。長期投資は短期投資の積み重ねと捉えるのが賢明です。ゆえに、長期投資をしたいと思っていても、短期の方向性をチャートで確認したり、買った後も「長期投資だから下がっても売らない」といった投資は避けるべきです。
「短期的に上昇しているからまだ売らなくてもいい」「また上昇したから売らなくてもいい」といった風に、短期投資を積み重ねた結果、長期投資に繋がるのがベストな投資です。
株は情勢によっては、押し目なく下げ続ける可能性のある金融商品ですので、長期投資するぞ！と思って買った株が短期的に下がってしまって、さらに下がりそうなら、そこは短期でも売るべきです。その場合は、早く売ってしまって、次に期待できる投資先へ資金を振り向けた方が資金効率が上がって良いですし、不良資産を抱えずに済みます。「ロスカットは早めに」は長期投資でも同じです。

：姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ

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