投資信託にかかるコスト投資信託に投資する際、投資家が証券会社や銀行に支払うコストは大きく2つあります。1つは、投資信託の購入時に支払う販売手数料、もう一つは、運用残高(資産残高)に応じて毎年支払う信託報酬です。この2つが投資信託を運用する際の手数料となります。 |
販売手数料は投資信託の購入時に1回支払うのに対し、信託報酬は運用残高(資産残高)に応じて毎年支払うことになります。販売手数料は、NISAの導入とともに引き下げられたり、ゼロとする投資信託が増え、投資信託を保有する投資家が増える要因となりましたが、投資信託を長期的に運用するのであれば、
注目すべきは信託報酬のコストとなります。
信託報酬は投資信託を保有している限り毎年発生するコストとなりますので、長期的な運用成績に影響してきます。 信託報酬は、投資信託の運用の複利効果に影響してきます。
信託報酬が高ければ、その分だけ再投資にまわせる額が減り、信託報酬が低ければ、その分だけ再投資にまわせる額が増えます。要するに、信託報酬が低い方が、複利効果が大きくなるのです。複利効果が大きい金融商品は投資家にとって魅力となります。投資家は複利効果が大きい金融商品を長期的に保有していれば、資産の拡大が期待できるからです。
これらを踏まえた上で、投資信託を販売する証券会社や銀行が販売手数料や信託報酬の運用手数料を引下げた場合、株価にどのように影響してくるのかというと、販売手数料が引下げられれば投資信託を購入する投資家が増えやすくなり、信託報酬が引下げられれば投資信託を長期的に保有する投資家が増えて投資信託の投資残高が増える効果が期待できるため、個人の資産が貯蓄から投資へ移行しやすくなります。個人株主を増やす要因となりますので、株価にとってプラス要因となります。
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