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海運株

海運株の特徴と見方

海運株は、市況次第で業績がガラッと変わってしまう業種なので、来期の予想などはほとんどアテにならないことが多い傾向があります。そのため、海運株に投資を する際には、各国の市況や資源価格の動向から業績を読み解く力が必要となりますし、海運とは海上を利用した旅客や貨物の輸送のことですので、時に、国の安全保障問題や地政学リスクなどにより、航路に影響が出ることもありますので、そちらも注意して見ておく必要があります。






海運は歴史から見ると、航空機が成長してからというもの、旅客の輸送は衰退しています。ですが、海運の貨物の輸送は現在もなお活発であり、むしろ物流の国際間の貿易の中心は現在でも海運です。物流で海運が中心となっている主な理由は、他の輸送手段に比べてコストが安くて済むというメリットがありますし、海上輸送ですので、重量のあるものや、嵩のあるものも制限がかかりにくいというメリットがあるためです。ただ、海上輸送ですので、輸送に時間がかかるなどのデメ リットはあります。

海運株は、原油安がメリットとなりやすい業種ですが(燃料を使うため)、原油安がそのままメリットになるとは限りません。それは企業が燃料や為替デリバティブ取引しているためです。ゆえに、原油安で海運企業の収益↑と安易に考えない方が良いでしょう。一方、原油高はコスト高になるためデメリットとなります。


海運株の先行指標

海運株の業績の先行指標となりやすいのが「バルチック海運指数」です。バルチック海運指数は、世界経済コモディティ価格の先行指標として見られており、海運株の株価への影響が大きい指数としてよく知られています。海運株の業績の先行指標として材料視され、外航不定期船と関連の深い企業の株価と特に連動性が高い指数ですので注視しておく必要があります。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ

バルチック海運指数の推移

バルチック海運指数の推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」で確認することができます。






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