電鉄株は、高配当銘柄として有名な業種です。ゆえに、投資家が配当の権利取りに動く2,3,4月は安定的に上昇しやすい傾向にあります(高配当が魅力の(3月決算の)銘柄は、3月の権利取り日にその株を保有していれば配当が得られますので、それを狙った投資家の買いが2月前後から入りやすくなりますし、そういった買いが入って株価が上がるだろうと予測している投資家がさらにそこで買ってきますので、株価が上がりやすくなる傾向があります)。
電鉄株は、業績が為替の動向に左右されにくい面があることから、景気の変動にも強い業種として見られることが多く、ディフェンシブ株(内需関連株)として捉えられる業種です。
電鉄株は、鉄道事業による鉄道使用料などの収益のほか、その沿線で展開するホテルなどの宿泊施設での収益もあることから、国内の景気回復によって観光客が増える局面や、訪日外国人客数が伸びる局面では買われやすい傾向となります。ただ、ディフェンシブ株ということもあって、外需株に比べて株価の変動性(ボラティリティ)は低くなりやすい傾向があります。
また、電鉄株は景気の変動に強い業種として見られることは多いですが、景気が悪化する局面では、長距離の輸送が落ち込みやすくなりますし、定期券など乗車券も落ち込みやすくなりますので、収益が悪化しやすくなることは注意しておきましょう。
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