不動産株は、為替の影響を受けにくい株として捉えられます。物価の影響を受けやすい業種でもありますので、物価が上がって地価が上がれば買われやすく、物価が下がって地価が下がれば売られやすい株です。原油安などで物価が下がればマイナス要因となりますので注意が必要です。
不動産株の株価動向の特徴としては、大きな株価下落ニュースが出れば、そのニュースが不動産に関係なくても売られやすいということです。ただ、その後、不動産に関係ないことなので、株価が反発する可能性も高いのが不動産株です。不動産株を見る際は、REITが先行指標となりやすいので注目しておきましょう。
不動産株は、中央銀行による金融緩和などの金融政策がメリットとなりやすい業種です。金融緩和によって市場に出回るマネーの量が増えれば、そのマネーは最終的には不動産へ向かうこととなります。逆に、金融緩和縮小や金融危機などが起こってマネーの量が減る局面は、不動産株にとってはマイナス要因となりますので注意が必要です。また、不動産株は金利の影響も受けやすく(不動産はローンで買うことが多いので)、金利が下がるとプラス要因、金利が上がればマイナス要因となります。
世界的に景気の減速が予想される局面では、不動産株は非常に弱くなります。リスクオフの動きがでて投資マネーが減れば不動産にお金が入ってこなくなりますので、不動産株にとっては大きなマイナス要因となります。また、大手不動産株は外国人持ち株比率が高い銘柄が多く、海外市況の波乱の影響を受けやすいので特に注意が必要です。
不動産株は、銀行株とペアで動きやすい特徴がありますので(不動産は銀行からお金を多く借りている面がありますので)、不動産は金融株として捉えて投資した方がいいでしょう。
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