本文へスキップ

株初心者のための株式投資と相場分析方法は○○○○○○○○を専門とする○○○○○○○○会社です。

クレジット・サイクルとは

クレジット・サイクルとは

クレジット・サイクルとは

クレジット・サイクル(英語:credit cycle)とは、金融市場で起こるとされているクレジット(信用)の「回復・拡大・後退・修繕」の循環のことです。クレジット・サイクルは、債券市場でよく知られているサイクル論です。






クレジット・サイクルの見方

クレジット・サイクルは、「回復・拡大・後退・修繕」のサイクルが繰り返すものと考えられています。一般的には時計回りに進むと考えられていますが、反時計回りに動く場合もありますし、また、一定の周期で進んでいくものではなく、周期はバラバラであることが多いです。基本的には「拡大」の期間が一番長いとされており(3年程度)、拡大の期間の後半に差し掛かってくると過熱感からボラティリティが高くなりやすいため、社債市場では比較的リターンが得やすい拡大の時期の初期に注目を集めやすいです。

景気などにはサイクル(循環)があるとされており、クレジット・サイクルはクレジット(信用)にもサイクルがあるという考え方です。例えば、企業収益やバランスシートに置き換えて考えるならば、企業収益やバランスシートが回復した場合はクレジット・サイクルの「回復」にあたり、企業収益やバランスシートが回復してきたら、次は「拡大」局面に入ります。ただ、拡大し過ぎると、いずれ悪くなり「後退」局面を迎えます。ここで企業収益やバランスシートが悪化し、その悪化に対応するため「修繕」の動きが出てきます。この「回復・拡大・後退・修繕」のサイクルに合わせて、中央銀行(日本の場合は日本銀行)の金融政策も変わります。


回復 金融緩和継続
拡大 金融引き締め
後退 金融引き締め継続
修繕 金融緩和

ただし、クレジット・サイクルは歪みが生じることもあります。金融政策によっては、クレジット・サイクルと金融政策のサイクルが相関しない場合もあります。例えば、修繕局面で金融引き締めがある場合や、拡大局面で金融緩和がある場合がそれにあたります。また、クレジット・サイクルは時計回りに進む、反時計回りに進む、周期がバラバラになるだけでなく、周期が早過ぎる場合もあります。歪みや周期にばらつきが出るのは、政治や政策に無理があるのか、基礎的条件の分析に間違いがある場合が考えられます。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ





ETFを活用しよう







決算で業績がよかったのに株価はなぜ下がる?へ進む

逆業績相場とは(見分け方)へ戻る