踏み上げとは踏み上げ(読み方:ふみあげ|英語:short squeeze)とは、売り方の買戻し(かいもどし)による株価上昇のことです。また、その相場のことを「踏み上げ相場」といいます。 |
踏み上げは、要するに空売りし ている投資家の買戻し(ショート・カバーと呼ばれることも多い)のことです。空売りしている投資家は、株価が下がれば利益が出ますが、株価が上がると損失が出てしまうので、意に反して株価が上昇してしまった場合は、損失が膨らむのを防ぐために反対売買をします。空売りしている投資家は売りから入っているので、反対売買をするということは株式を買うことになります。これを買戻しといい、この買戻しによって株価が上昇することを「踏み上げ」といいます。
本格的に踏み上げが起こるのは、要人発言や相場を転換させるニュースなど、何かキッカケとなる材料が必要なケースが多いです。その際、本格的な踏み上げが起こったかどうかを判断するには、株価上昇に伴ってボラティリティが上昇しているかどうかを見ればわかりやすくなります。例えば、日経平均株価を見る場合、同時に日経VIの変動も見ておきます。日経平均株価の上昇に伴って、日経VIが上昇していれば、売り方が踏まされている(踏み上げが起こっている)ことを示します。日経VI は、別名「恐怖指数」で、投資家の日経平均株価の相場に対する心理を示している指数ですので、日経平均株価の上昇に伴って日経VIが上昇していれば、日経平均株価の上昇に恐怖を感じている投資家が増えている、要するに、売り方が恐怖を感じて買戻している状態を示していますので、売り方の踏み上げが起こっていると見ることができます。一般的に底値圏からの反発は踏み上げが中心となります。
日経平均株価や日経VIの推移は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」で確認することができます。
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