本文へスキップ

配当貴族指数をわかりやすく解説(日本・米国(アメリカ)・増配とは?)

配当貴族指数とは

配当貴族指数とは

配当貴族指数(読み方:はいとうきぞくしすう|英語:Dividend Aristcrats Index)とは、一定期間以上連続して増配している優良株をS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLC(SPDJI)が抽出し算出している株価指数のことです。

配当貴族指数には、S&P500配当貴族指数、S&P/TSXカナディアン配当貴族指数、S&P汎アジア配当貴族指数、 S&P高配当貴族指数、S&Pインターナショナル配当機会指数など複数の種類がありますが、中でもS&P500構成銘柄のうち、25年間連続増配している企業を抽出し算出している「S&P500配当貴族指数」が有名です。







増配の解説

増配(ぞうはい)とは、前期よりも配当を増やすことです。配当とは、株式を発行した企業が、収益の中から株主に還元する利益です。その企業の配当を見れば、安定的に経営を続けているかどうかがわかります。コンスタントに配当を続けていれば経営が安定していることになります。また、増配は、好調な企業業績を示しますので株価上昇要因となります。

一般的に企業の利益が上がれば増配しやすく、企業の利益が下がれば減配(前期よりも配当を減らすこと)しやすいです。増配しやすい企業は、ROE(自己資本利益率)が高く、売上高売上総利益率が高く、配当性向が低い企業です。

増配する企業は、今後の業績の改善も期待できることが多いですし、配当利回りが高い企業の株式は市場との連動性も高く、相場上昇時には株価が上昇しやすい傾向にありますので、株式の売却益の面でも期待できます。


日本の配当貴族指数

日本では、日本取引所グループと東証(東京証券取引所)、そしてS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが共同で日本版の配当貴族指数を算出することとなりました。日本では米国の「S&P500配当貴族指数」のように、25年間連続増配しているような企業は少ないので、日本版の配当貴族指数では、TOPIX構成銘柄の中から過去10年間連続して増配している企業を抽出し算出されます。以下がその指数です。


    ・S&P/JPX 配当貴族指数


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ

S&P500配当貴族指数の推移(チャート含む)

S&P500配当貴族指数の推移(チャート含む)は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認できます。


S&P/JPX配当貴族指数の推移(チャート含む)

S&P/JPX配当貴族指数の推移(チャート含む)は、姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認できます。







ETFを活用しよう







日経配当指数(日経平均・配当指数)とはへ進む

ラッセル3000指数・ラッセル2000指数(解説と見方)へ戻る