騰落レシオ(読み方:とうらくれしお|英語:up-down ratio/AD・Advance Decline)とは、市場の過熱感を計る指標で、一定期間(一般的には25日間)の値上り銘柄数と値下がり銘柄数の比率です。騰落レシオはテクニカル指標の一種で、買われ過ぎor売られ過ぎを示す指標です。単位は「%」。
騰落レシオ(%)=値上り銘柄数/値下がり銘柄数 |
騰落レシオは、25日間(1ヶ月間)の値上り銘柄数と値下がり銘柄数を計算した「25日騰落レシオ」で見るのが一般的です。
騰落レシオは、120%以上になれば相場が買われ過ぎで過熱していることを示し、100%でフラットな状態、70%以下で売られ過ぎを示します。
ただし、騰落レシオは底値圏では一致指標となりやすいですが、高値圏では先行しやすい指標なので、見る際は注意が必要です。
騰落レシオは、騰落レシオの値がピークの時の株価が意識されやすい面もあります。例えば、騰落レシオが過熱し、140%まで上昇した時に日経平均株価が15000円だったとします。そこから騰落レシオは下降していき、日経平均株価は上昇し続けたとします。そして、騰落レシオが80%まで下落し、日経平均株価が16000円までつけたとします。そこから日経平均株価が下落基調に入ったら、以前の騰落レシオのピーク値である140%の時点での日経平均株価
「15000円」が下落のメドとして意識されやすいです。逆に言えば、騰落レシオのピーク値まで日経平均株価は下がりやすいとも言えます。騰落レシオは、こういった使い方をすることもあります。
日本株や米国株の騰落レシオのこれまでの推移(時系列)は、当サイトの姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認できます。
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