始値(読み方:はじめね|英語:opening price/opening quotation)とは、寄付き(その日の最初の取引)でついた株価のことです。終値とともに重要視されやすい株価です。 |
始値は、取引時間(立ち会い時間)開始と同時に決まるというものではありません。始値は「その日の最初の取引」でつく株価ですので、買い注文と売り注文がマッチ(一致)しなければ取引が成立しませんので、マッチしない間は始値がつかない状態となり、買い注文と売り注文がマッチした最初の取引で始値が決まります。
始値や終値は、今後の株価の動きを予測するための重要な株価だと考えられることが多いです。その日の最初の取引で株価が決まる始値は、前日までの株価動向を投資家が加味した株価と言えます。というのも、始値とは寄付きでの株価ですので、その日の寄付きが始まる前に出された売買の注文や、寄付きの瞬間出された注文で価格が決まるからです。
寄付き前や寄付きの瞬間に出される注文というのは、前日の欧州や米国の株式市場や為替市場、債券市場など、世界のあらゆる金融市場の動向を見て、それらの動向がその銘柄にどれだけ影響があるかを投資家が加味して注文が出されるわけです。また、そういった前日の世界の動きだけでなく、銘柄ごとの前日までの動きや、将来の動きを加味して投資家は注文を出しています。これから株価は上がりそうなのか、下がりそうなのかを投資家それぞれが判断して注文が出され始値がつきます。ですので、始値というのは、それまでの動向と、これからの動向を投資家が判断した価格となるのです。
始値は、将来のテクニカル分析にも影響してくる大事な株価ですので、どういった株価がつくのか慎重に見ておかなければなりません。
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