NN倍率(読み方:えぬえぬばいりつ|英語:Nikkei/Ny dow ratio)とは、日経平均株価(N)をNYダウ(N)で割った倍率のことです。NN倍率は、現在、日経平均株価が強いのか、NYダウが強いのかを見る際に使う指標です。
NN倍率=日経平均株価(N)/NYダウ(N) |
NN倍率は、その数値が1倍より高いと、日経平均株価が優位であることを示します。 |
NN倍率は、リーマンショック後、1倍割れが続き、リーマンショック前は1倍より高く推移していた経緯があります。要するに、リーマンショック後は日経平均株価の方がNYダウに比べてパフォーマンスが悪かったことを示しています。日本は長らくデフレから脱却できずにいましたし、その反面、米国はFRBの金融政策によって景気は上昇基調にありました。NN倍率は、そういった日本と米国の経済状態を表していたということになります。
NN倍率が1倍を超えてくると、NYダウより日経平均株価の方が優位である(相場つきがいい)ということになりますので、1倍を超えた状態になってくると、日経平均株価のパフォーマンスの良さに注目した外国人投資家の日本株の買いも入ってきやすくなり、株価にとってはプラスの要因となります。
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