株式市場では、新春からの強い相場は節分(せつぶん)まで続いて、その後は彼岸(彼岸)に向けて下落するというアノマリーがあります。その相場のことを「節分天井彼岸底(せつぶんてんじょうひがんぞこ)」と言い ます。比較的有名なアノマリーなのですが、概ねこのアノマリーは当たることがありません。むしろ節分が底になることの方が多いです。
もともと「節分天井彼岸底」というアノマリーは、お米の相場から来ているアノマリーです。お米の相場は「節分天井彼岸底」という言葉の通り、節分の時期に天井をつけ、彼岸の時期に底を打っていたので、そのお米の相場が株式市場でもアノマリーとして伝わっているのです。
日本の大型株の相場は昨今、12月に上昇する傾向が強くなったので、1月はその反動で大型株が下がる傾向にあります。よって、1月は下がりやすい時期となり、2月に天井をつけるのは少々無理があるので、このアノマリーは外れやすくなっています。
根拠はないが、比較的当たりやすいとされる経験則のこと。
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