電力株は7-9月、ガス株は10-11月、1-3月が最盛期となります。配当が魅力である銘柄が多いので、配当を狙う投資家に買われやすい傾向があります。
ただし、電力株はこれまで停電を起こさないように高水準の設備投資を続けてきたこともあり、有利子負債が多く、自己資本比率が低い銘柄が多いので、高配当な株としては魅力ですが、財務内容からすると魅力が薄れやすいです。配当が魅力の銘柄は、配当をもらえる権利が確定する権利取り日(各社の決算月によって違う)にその株を保有していればその銘柄の配当が得られますので、それを狙った投資家の買いが権利取り日の前から入りやすくなりますし、そういった買いが入って株価が上がるだろうと予測している投資家がさらにそこで買ってきますので、その時期には株価が上昇しやすい傾向があります。
電力株は、節電要請があれば下がりやすい傾向がありますし、原油価格の動向にも左右されやすい傾向があります。原油安となれば、エネルギー関連株は収益が悪化するという懸念から売られやすくなりますので、原油安は電力株にとってはマイナス要因となります。一方、原油高もコスト高になるため、マイナス要因となります。
ガス株は、ディフェンシブ株(内需関連株)として捉えられる業種で、燃料は輸入して調達することから、輸入関連株としても捉えられます。ゆえに、燃料の相場の動向や、為替の動向に業績が影響を受けやすい株です。
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