紙・パルプ株は、景気の動向に左右されやすい業種という捉えられ方が一般的で、景気が悪化する局面では需要が減って株価が下落、景気が好転すれば需要が増えて株価が上昇する傾向があるとされていますが、国内の紙需要は頭打ち状態が続いていますので、一概にその傾向が有効であるとは言えません。インターネットの普及によって、ペーパーレス化も進んでいます・・・といっても、インターネットの普及によって、逆に印刷する機会が増えて紙の需要が増えた、というデータもありますから、それも一概には言えません。
紙・パルプ株は、半導体市況やハイテク産業の動向にも左右されやすい面がありますので、その動向も注視しておく必要があります。
また、紙・パルプ株は、円安になれば原材料の輸入価格が上がって企業の業績に悪影響が出やすい業種ですので、為替の動向も注視しておく必要があります。紙・パルプ株は、特に円安が進む局面ではなかなか手掛けにくい株で、中央銀行による金融緩和など、金融政策が打たれて円安の期待が高まる局面では、他業種に比べて株価のパフォーマンスが上がりにくい傾向も見受けられましたので、個別銘柄の業績の動向にもよりますが、そういった局面では注目を集めにくい業種ではあるかと思います。
:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ |
損益計算書
貸借対照表
キャッシュフロー計算書とは
その他
トレンド分析
チャートのパターン
テクニカル指標
トレンド系
オシレータ系
トレンド系+オシレータ系
もっと詳しく
決算