株価が急落した時の対応や相場の見方は、
・相場急落時の対応
・相場急落時に見るべき指標
・世界的に株安になる時の投資家の動き
の各ページにその詳細を書いていますのでご参照ください。当ページでは、株価の底打ちの一般的なシグナルについて解説します。
日経平均株価が急落した場合、今後の反応はマクロ系のヘッジファンドの動きに注目が集まります。ヘッジファンドとは、大口の顧客(富裕層や銀行、保険会社など)から多額の資金を集めて、金融派生商品(デリバティブ)を運用する組織のことです。ヘッジファンドは、その豊富な資金で大胆な取引を行うことから相場への影響力が大きく、市場ではたびたび注目されます。マクロ系のヘッジファンドとは、日経平均株価など、日本の株価がこの先上がるのか下がるのかを予測し、日経平均先物などを取引して資金を運用するヘッジファンドです。このヘッジファンドの動きが相場反発のカギとなります。
日経平均株価が急落して株価が下がった場合、マクロ系のヘッジファンドが戻ってこないと株価は上がりにくいです。というのも、マクロ系のヘッジファンドが戻ってこないと日経平均先物への買いが戻ってこないため、日経平均先物が積極的に上がりません。日経平均先物と日経平均株価は裁定取引によって連動しますので、日経平均先物が上がらないと日経平均株価も上がらないのです。また、日経平均先物への買いが戻ってこないと裁定買残も戻らないので、日経平均株価が急落した後の反発は、マクロ系のヘッジファンドの動きがカギを握ることとなります。
マクロ系のヘッジファンドの動きと言われても、なかなかわかりにくいので、簡単な底打ちのシグナルの見分け方を一つご紹介します。それは「悪材料が出ても株価が下がらない・売られない」時です。それがもっともベーシックな底打ちのシグナルとなります。
また、必ずチャート分析も行うようにしなければなりません。誰かの予測などをアテにしてトレード判断しないことが大切です。予測はしょせん予測です。予測だけでトレードは勝てませんので、実際の価格の動きを分析することが大切です。具体的には、ダブルボトムや逆三尊など、株価が底を打つ時には、概ねそういった底打ちのチャートパターンが出ますので、必ずチャートの底打ちシグナルも確認するようにすれば、間違った投資判断はしにくくなります。
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