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掉尾の一振(とうびのいっしん)とは

掉尾の一振(とうびのいっしん)とは

掉尾の一振(とうびのいっしん)とは

掉尾の一振(読み方:とうびのいっしん)とは、株式市場のアノマリー(根拠はないが比較的当たりやすいとされる経験則のこと)の一つで、年末の最終売買日である「大納会(だいのうかい)」に向けて株価が上昇することです。

「掉尾」とは”物事の終わりに勢いをふるうこと”、「一振」とは”きっぱりととり払うこと”という意味なので、「掉尾の一振」は”物事の終わりに勢いを増す”という意味で使われます。







掉尾の一振はいつからいつまで?

掉尾の一振は、概ね最終営業日前の5営業日(大納会含む)の間とされています。


掉尾の一振が当たる確率

1990年以降、掉尾の一振の期間中に株価がマイナスで出てしまったのは3回だけで、それ以外はプラスで引けています。また、年末が株高となる確率は7割と言われていますので、掉尾の一振は比較的当たりやすいアノマリーとして知られています。


掉尾の一振が起こる理由

掉尾の一振が起こるのは、以下のような理由があると考えられています。

  • 節税対策のために、含み損を抱えた株式を売却するといった売り圧力が年末に減る
  • 新年相場への期待による買いが増える
  • 期末のドレッシング買いが入る

ただし、世界情勢や日本固有の理由によって、リスク回避の流れが強まれば、年末に売り圧力が増えることもありますので、このアノマリーを信じ込まず、マクロ経済ミクロ経済をしっかり吟味した上で慎重な取引をすることが大切です。






月別の相場の特徴

その他、月別の相場の特徴は、姉妹サイト「投資戦略」の以下のページで詳しく解説しています。


相場格言

その他、相場格言・アノマリーは、姉妹サイト「株式投資大百科」の「アノマリー」のページで、五十音順で紹介・解説していますので参考にしてください。


:姉妹サイト「株式投資大百科」の解説ページ





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