化学株は通常、値動きが悪い株なので、材料がなければ動きにくい株が多い面があり、比較的株価の変動性(ボラティリティ)は低いことが多いです。化学株の業績は原油価格の影響を受けやすいので、原油価格の動向に株価が左右されやすい傾向があります。ゆえに、原油安がメリットとなる銘柄が多く、逆に原油高がデメリットとなる銘柄が多いです(化学製品の原料は石油がが使われることが多いため)。
○化学繊維の原材料ポリエステル、アクリル、ナイロン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニルなどの合成繊維であれば、石油 が原料となり、アセテート、トリアセテート、プロミックスなどの半合成繊維であれば、植物繊維などが原料となり、レーヨン、テンセル、ポリノジックなどの 再生繊維であれば、パルプなどが原料となります。 |
と言っても、こういった原材料がどうと言っても、一般的にはよくわからないことです。ゆえに、化学株は通常は値動きが悪い要因となっているのではないでしょうか。材料次第で株価が大きく変動しやすいことから、それがこれからどんな分野の何に使われるのか、それが企業の収益にどれだけ貢献するのかが材料を見る上での着眼点となります。
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