証券コード(英語:Security code)とは、個別の銘柄に付けられている4桁のコードのことです。証券コードは「銘柄コード」と呼ばれることもあります。 |
証券コードは、証券会社の株価ボードやトレードツール、経済新聞の株式銘柄の紙面、会社四季報などで確認することができます。
証券コードは、その番号帯によって同業種がかたまっていることが多いです。
例えば、「7201」は日産自、「7202」はいすゞ、「7203」はトヨタ、といったように、概ね番号帯ごとに割り振られています。2000番台は食品株が多いなど(ただし、新規上場した株は番号帯に関係なく割り振られることも多いので、その限りではありません。また、企業の規模別に割り振られているわけでもありません)。
証券コードの番号帯別でかたまっている主な業種の一覧は以下の通りです。
上記のように、証券コードはその番号帯によって同業種がかたまっていることが多いですが、証券コードの下2桁にも特徴があります。
証券コードの下2桁の数字が「01」の企業は、その業界で歴史のある企業が集まっている、という特徴もあります。そういった歴史のある銘柄ばかりを買うことを「01買い(読み方:ゼロイチガイ)」と言います。昔は「01買い」を行う投資家が多い傾向がありました。
証券コードは、証券コード協議会が決めています。証券コード協議会は、全国の証券取引所などから従業員が集まって運営されています。
証券コード協議会は、それぞれの銘柄に公共性の観点からそれぞれ属する業種に番号(証券コード)を振り分けています。新規上場する企業については、現在使用されていない証券コードを証券コード協議会が割り振っています。
証券コードは4桁で、4桁のコードには限りがありますので上場する企業が増えた場合に問題となります。ゆえに、4桁のコードがなくなってしまった場合は、4桁のコードに英文字を組み入れることが検討されています。例えば「130A」「130C」のように4桁のコードに英文字を組み入れる例があり、英文字を組み入れれば直近に上場した企業かどうかの分別がしやすいとの見方があります。
株式市場では似た名前の銘柄が多いので、証券コードを確認しながら銘柄を選ぶことが一般的です。例えば、「6471 日本精工」と「5631 日本製鋼所」は、どちらも「ニホンセイコウ」で間違いやすい代表的な銘柄ですので、証券コードを確認した方が良いでしょう。
その他にも、
などが間違いやすい代表的な銘柄です。
また、常に証券コードを確認しながら株式投資をすることで、似た名前の銘柄に間違って投資をしてしまうような発注ミスが防げますので、発注する際は銘柄の名前と証券コードを確認して発注することが大切です。
株式投資をする際、番号帯による業種の選別は出来るに越したことはありませんが、覚えなくても問題ありません。取引回数が増えてくれば、知らないうちに分別がつくようになってきます。ただし、取引回数が増えてくると監視する銘柄の数が増えてきますし、似た名前の銘柄に間違って投資してしまうミスは出てきやすくなりますので、ある程度、証券コードの番号帯による業種の分別はつけれるようになることが望ましいです。
また、よく取引する銘柄の証券コードはできるだけ覚えておいた方がいいです。株式投資はスピード勝負でもあります。銘柄名をいちいち打ち込んで投資するのは時間がかかりますし、似た銘柄へ間違って投資してしまう誤発注も防げます。証券コードを入力して発注する方が素早いトレードが可能になりますので、よく取引する銘柄の証券コードはできるだけ覚えておきましょう。
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