SQ(読み方:えすきゅー/スペシャルクォーテーション|英語:Special Quotation)とは、「特別清算指数」や「最終清算指数」と呼ばれる、先物取引やオプション取引の最終決済を行うために算出される価格のことです。つまり、取引期間内に反対売買されず、限月終了時に残った建玉を強制的に現金決済するための清算価格がSQです。 |
先物取引を簡単に解説先物取引(さきものとりひき)とは、将来の一時点(決済日)に、現時点で決めた価格で現物(実際にある商品)を受渡し(売買注文の約定後に取引の決済が完了すること)することを約束する取引です。簡単に言うと、将来のモノの取引です。6カ月後のドルを現時点で取引する、といったものが先物取引です。 |
オプション取引を簡単に解説オプション取引の「オプション」とは、”○○を実行する権利”です。つまり権利のことですが、オプションの意味する権利には「買う権利」と「売る権利」があります。そのオプションを売ったり買ったりすることを「オプション取引」といいます。 |
限月とは限月(げんげつ)とは、先物取引やオプション取引で、最終的に決済しなければならない期限(月)です。例えば、先物取引は将来の一時点(決済日)に、現時点で決めた価格で現物を受渡しすることを約束する取引ですが、この決済期限のことを「限月」といいます。つまり、先物取引やオプション取引が満期になる月のことで、清算や受渡しが行われる月を意味します。 建玉とは建玉(たてぎょく)とは、売買注文が成立したものの中で、反対売買で取引の清算が終了していない未決済のもののことです。 |
日経平均先物(日経225先物)など株価指数先物取引におけるSQ値は、3,6,9,12月のそれぞれの限月の最終決済日(第2金曜日)の現物の指数構成全銘柄の始値を基に算出されます。株価指数オプションの場合は、12カ月(毎月)それぞれの限月の最終決済日(第2金曜日)の始値を基に算出されます。
オプション(日経225mini、日経225オプション)の最終決済日である毎月第2金曜日を「オプションSQ」といいます。オプション(日経225mini、日経225オプション)のSQ値は、日経225構成銘柄の始値を元に算出されます。
先物(日経平均先物(日経225先物))の最終決済日は、3,6,9,12月の第2金曜日となっています。日経平均先物(日経225先物)のSQ値は、日経225構成銘柄の始値を元に算出されます。
3,6,9,12月の第2金曜日は、先物とオプションの両方の最終決済日となっているため「メジャーSQ」と呼ばれています。
幻のSQ(まぼろしのえすきゅー)とは、SQの日に日経平均株価がSQ値にタッチしないことを言います。
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SQで投資家のポジションが整理されるため、SQ通過後は先物主導の荒い値動き起こりにくくなります。そのため、相場の節目になることがあります。
米国(アメリカ)の株価指数先物取引や株価指数オプションのSQ日は、株価指数先物は、3月・6月・9月・12月の第3金曜日、株価指数オプションは、毎月(12カ月)の第3金曜日となっています。指数構成銘柄の始値を基にSQ値が算出されることが多いです。SQの決済日は、翌営業日(各限月の第3金曜日の翌週の第1営業日)となります。
米国でも、メジャーSQのようにSQが集中する日があります。これを「トリプルウィッチング」といいます。
トリプルウィッチングとは、米国市場で株式先物取引、株価指数オプション取引、個別株オプション取引の最終取引日が重ねる日です。3月・6月・9月・12月の第3金曜日がそれにあたります。取引量が増加して相場に波乱が起こりやすい傾向があります。トリプルウィッチングは、日本でいう「メジャーSQ」にあたる日です。 |
SQ値の推移や米国のSQ日の日程(カレンダー)は、当サイトの姉妹サイト「株式マーケットデータ」の以下のページで確認できます。
→[動画で解説] SQとは(オプションSQ・メジャーSQ・幻のSQ)
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