ローソク足のチャートを見る際、陽線と陰線はどんな色で設定されているでしょうか?
ローソク足チャートは、概ね証券会社さんが提供しているトレードツールやYahoo!ファイナンスなどで確認することが多いと思います。
初期設定では、ローソク足の陽線の陰線の色は、陽線が赤で陰線が緑、陽線が白で陰線が青など、各社まちまちです。特にルールはありませんし、ご自身が見やすく理解しやすい色で設定されて問題ないと思いますが、陽線と陰線の基準となる色はあります。
それは「陽線が赤で陰線が黒」というものです。
当サイトの「ローソク足とは」の記事の中で解説していますが、ローソク足はそもそも日本で開発されたものです。ローソク足は墨で字を書く時代に開発されたもので、墨は黒と朱色であったことから、陽線を赤、陰線を黒として表したのが始まりと言われています。テクニカル分析でよく知られている「酒田五法」でも陽線を赤、陰線を黒、として表現していますので、陽線と陰線の基準となる色は赤と黒であると考えられます。
ただ、昨今ではチャートを見る際に背景色を黒に設定することも多いため、陰線は同色の黒ではなく、青や緑に変更するのが一般的ではないかと思います。陽線を赤、陰線を青or緑として設定しておけば、後に酒田五法などを勉強する際に陰線の色の変更点だけを注意して勉強すればいいので、便利ではないかと思います。チャートの背景色を白で設定しているのであれば、そのまま陽線を赤、陰線を黒としておくのがいいのではないかと思います。
ただ、これは少しややこしい面もあります。
陽線は値上がったことを示す線ですので、利益が出て黒字になりやすいとイメージしやすいことから、陽線を黒、陰線は値下がったことを示す線ですので、損失が出て赤字になりやすいとイメージしやすいことから、陰線を赤、と理解してしまいやすいですから。
ですが、後々のことを考えると陽線を赤、陰線を黒か青か緑で設定されるのがベターではないかと思います。
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