日本株は例年、1月から4月の相場は強い傾向があります。この時期は、低位株や高配当銘柄などのバリュー株が物色されやすくなり、3月決算銘柄の配当を狙った権利取りに向けて強含みする相場となりやすいです。また、3月末はファンドの決算時期であるため、ファンドはファンドの成績をよく見せようとするために、買いを入れて相場を上昇させやすくなり、3月決算銘柄の配当を狙って強含みしていた権利取りの後も強く推移しやすくなります。
ただし、4月に入れば3月決算銘柄の決算が終わり、ファンドが買いをいれて相場を上昇させていた分の利益確定による売りが出やすくなりますので、下落しやすい相場つきとなります。こういったことから、日本株は概ね4月に天井を打つことが多い傾向にあります。
株式市場では、1月の第一営業日を「大発会(だいはっかい)」と言います。大発会にはアノマリー(根拠はないが比較的当たりやすい経験則)があって、「大発会で出来高を伴って強かった銘柄は、1年を通して強い」と言われています(実際はそうでないことも多いですが)。
また、米国市場では1月の相場が重要視される傾向があって、1月の相場が弱いと1年を通して相場は弱く、1月の相場が強いと1年を通して強い、というアノマリーもあります。
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