これまで移動平均線やトレンドラインで株価のトレンドや転換点を探るパターンを紹介してきましたが、続いてはチャート上でよく起こるパターンを紹介していきます。売買の判断をする際に役立つパターンが多いので、参考にしてみて下さい。
ダブルトップは、株価が高値圏にある時に出ることがあるチャートのパターンです。相場の天井を示すパターンとしてよく知られているチャートのパターンで、2つの山とその間に1つの谷があり、2つの山の高値がほぼ同じであることが特徴です。
2度高値更新を試みたが高値を更新できず下落に転じるパターンで、真ん中の谷の安値を株価が下抜ければ、下落基調入りしやすいです。よって、真ん中の谷の安値を下抜けた所が売りのポイントとなります。
ダブルトップは、時に「トリプルトップ」となることもあります。トリプルトップは、3つの山とその間に2つの谷があるチャートのパターンで、ダブルトップに1つ山と谷を増やした型となります。考え方はダブルトップと同様で、2つめの谷の安値を下抜ければ下落基調入りしやすい型です。トリプルトップも有名なチャートのパターンなので覚えておきましょう。
ダブルボトムは、株価が底値圏にある時に出ることがあるチャートのパターンです。相場の底を示すパターンとしてよく知られているチャートのパターンで、考え方はダブルトップの逆となります。2つの谷とその間に1つの山があり、2つの谷の安値がほぼ同じであることが特徴です。
2度安値更新を試みたが安値を更新できず上昇に転じるパターンで、真ん中の山の高値を株価が上抜ければ上昇基調入りしやすいです。よって、真ん中の山の高値を上抜けた所が買いのポイントとな
ります。
ダブルボトムが当たる確率は6割程度です。残りの4割のうち、3割は少し上がってから下がるケースとなり、残りの1割は全く当たらないケースとなります。テクニカル分析(チャート分析)は、どれも期間の短いチャートで見るより期間の長いチャートで見る方が信頼度は高まります。ダブルトップやダブルボトムを含め、これから紹介するチャートのパターンも、日足で見るより週足や月足で見る方が信頼度が高まります(期間の 短いチャートであるほど、「だまし」になる確率が高いです)。
ダブルボトムは、時に「トリプルボトム」となることもあります。トリプルボトムは、3つの谷とその間に2つの山があるチャートのパターンで、ダブルボトムに1つ谷と山を増やした型となります。考え方はダブルボトムと同様で、2つめの山の高値を上抜ければ上昇基調入りしやすい型です。トリプルボトムも有名なチャートのパターンなので覚えておきましょう。
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ダブルトップ・ダブルボトム(トリプルトップ・トリプルボトム含む)を使った実際のトレードの方法(仕掛けのタイミング・損切りのポイント・だましの判定等)は、姉妹サイト「投資戦略」の「charTrade(トレード手法)」で詳しく解説していますので、参考にしてください。
姉妹サイト「株式投資大百科」より
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