証券株は、中央銀行による金融緩和などの金融政策のメリットを受ける株です。金融緩和期待のある局面では、証券株に注目が集まり買われやすくなります。
金融緩和があれば全体的に株価が上昇しやすいので、株価の上昇によって利益を得ようとする投資家が増えて株を買おうとします。それによって証券会社は売買手数料による利益の増加が見込まれますので、証券株は上昇しやすくなります。逆に、金融緩和縮小や金融引き締めの局面、金融危機が起こる局面では、その反動で大幅に下げやすい株でもありますので注意が必要です。
また、金融緩和縮小や金融引き締め、金融危機が起こらなくても、全体の株価が下がる局面では株を買う人が少なくなってしまいますので、証券会社の売買手数料による利益の減少が見込まれ、証券株の株価は下がりやすくなります。
ゆえに、証券株は市況次第で業績がガラッと変わるという特徴のある業種なので、企業が出す来期の予想よりも市況を重視して証券株を見ることが大切です。
ただし、企業の業績はしっかり見ておきましょう。業績によって金融緩和期待がある時に買われやすくなる企業かどうかがわかります。業績が良い企業の株は買われやすくなる傾向があります。といっても、それも一概には言えない面がありますが・・・。業績が赤字で出ている企業も、金融緩和によって業績が一気に好転する可能性を投資家が感じれば、そちらの方が株価のパフォーマンスが良いこともあります。ですが、株式投資初心者の方は、できるだけ赤字企業には投資しないことをオススメします。リスクが大きいです。
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