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第3四半期決算とは(特徴と株価動向)

第3四半期決算とは

第3四半期決算とは

企業は四半期ごと(3カ月ごと)に業績の途中経過を集計した決算を発表します。これを「四半期決算(読み方:しはんきけっさん)」といいます。日本企業の多くは3月末決算で、4月から翌年の3月までを1年度としており、四半期は1年度を4分割した期間ですので、1年度は4-6月・7-9月・10-12月・1-3月に区切られ、この期間ごとに決算が発表されます。

と言います。

四半期は、英語で「クォーター:Quarter(1/4を意味する語)」と言いますので、第3四半期決算は「第3クォーター決算(第3Q決算)」とも呼ばれます。







第3四半期決算の特徴と株価動向

第3四半期決算は、4つの四半期決算の中で最も注目されない決算です。というのも、企業は年度末まで業績を慎重に見たいため、第3四半期決算の時点では業績を上方修正しないケースがほとんどだからです。業績の上方修正は本決算に回すことが多いので注目されにくいのです。
ただ、第3四半期決算通過後は、本決算の配当取りにむけての準備が始まる時期です。配当利回りが高い銘柄や、業績が上振れしそうな銘柄に注目が集まります。業績が上振れしそうな銘柄とは、四半期ごとに業績を上方修正している銘柄です。そういった銘柄は、潜在的に株価が堅調になりやすいので注目しておいていいかと思います。

そして、第3四半期決算から重要となってくるのは、この時期から来年度の予想も重要になってくるということです。この時期から相場は来年度の業績を予想した動きが展開されやすいです。今年度の業績がいいのに株価が下がっている・・・といった場合は、すでに今年度の業績の良さは株価に織り込まれていて、多くの投資家は来年度の業績に懸念を抱いて、この時期から売っている可能性が高いので、この時期に相場を見誤らないように注意しましょう。


※これらは平均的な株価動向です。外部環境・市況の影響によって相場つきは大きく変わることがありますので、金融市場を取り巻く環境の変化を常に注視して、その都度、適宜判断を変えることが大切です。


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