空運株、特にJAL株は株主優待が魅力と思う投資家が多いため、2,3,4月に安定的に上がりやすい傾向にあり、その時期には投資家によく注目されます。株主優待が魅力の(3月決算の)銘柄は、3月の権利取り日にその株を保有していれば株主優待が得られますので、それを狙った投資家の買いが2月前後から入りやすくなりますし、そういった買いが入って株価が上がるだろうと予測している投資家が、さらにそこで買ってきますので株価が上がりやすくなる傾向があります)。
空運は原油安がメリットとなりやすい業種で、原油安となれば空運の燃料コストが下がり、そのコストの下落は運賃として航空会社を利用する人にとってメリットとなりますので、客足が伸びることが予想され、株価にはプラス要因として投資家に判断されやすい傾向にあります。
ただし、原油安がそのままメリットにはなるとは限りません。それは、企業が燃料や為替をデリバティブ取引しているためです。短期的な原油価格の上下では、なかなかメリットとなりにくいですし、短期的な原油価格の上下で業績が大きく変わるような経営はしませんので、原油安で収益増になると安易に考えない方がいいでしょう。
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