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利ざや・逆ざやとは

利ざや・逆ざやとは

利ざやとは

利ざや(漢字:利鞘|読み方:りざや|英語:Profit margin of interest rate)とは、金利差や価格差によって得られる利益のことです。

「さや(「鞘」または「差也」)」とは、相場における価格差のことですので、その差によって得られる利益を「利ざや」と言います。

逆ざやとは

逆ざや(漢字:逆鞘|読み方:ぎゃくざや|英語:Negative spread)とは、金利差や価格差によって損失(マイナス)が発生する状態のことです。「利ざや」の対義語。利ざやを期待していたにもかかわらず、投資対象の相場変動によって損失が出ている状態のことをを言います。






利ざやと逆ざやの例

銀行

例えば、銀行の場合、借りたお金の金利より高い金利でお金を貸し出せば利益が得られます。この金利差によって得られる利益が「利ざや」です。

借りたお金の金利より低い金利でお金を貸し出せば損失が発生します。これを「逆ざや」と言います。

保険会社

保険会社は、契約者から保険料を集めてその資金を運用して利益を得ています。保険会社は保険の契約時に契約者に予定利率を支払うことを約束しているのですが、その予定利率を実際の運用利回りが上回れば保険会社は利益を得ることができます。この予定利率と運用利回りの差によって得られる利益が「利ざや」です。

予定利率を実際の運用利回りが下回れば損失が発生します。これを「逆ざや」と言います。

投資信託

投資信託も保険会社の場合と考え方は同じです。投資信託の予定利率を実際の運用利回りが上回れば利益が得られます。その利益が「利ざや」です。

予定利率を実際の運用利回りが下回れば損失が発生します。これを「逆ざや」と言います。

証券取引

買値と売値の差額によって得られる利益が「利ざや」です。

買値と売値の差額がマイナスの状態を「逆ざや」と言います。

製造業

製造業では、売上がコストを上回れば利益が得られます。この利益が「利ざや」です。

売上高がコストを下回る状態のことを「逆ざや」と言います。商品を売っても赤字になってしまう状態のことを指します。






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