オリンピックが開催される国は、海外からの観光客が増えますし、それに伴って消費も増えますので、その国の経済に特別な効果を与えます。それを反映するようにオリンピックと株価にはある傾向があります。 |
オリンピックが開催される都市は、近辺の不動産価格が上がり、リニューアル工事も増えますので期待値が高まり、それに関連する不動産株が物色されやすくなります。また、その国の建設株にも特需が発生しやすいですし、セメント株や鉄鋼株も関連銘柄として物色の対象となりやすいです。もちろん観光客増加も見込まれるので、観光関連株や空運、陸運株、またスポーツ関連株も物色の対象となりやすいです。
オリンピック開催決定は、オリンピックが開催される年の7年ほど前です。オリンピックの開催が決定した瞬間は買い材料として一時的にその国のオリンピック関連株が物色されると見込まれますが、実質的にはずっと先のことなので短期売買に終始しやすいです。行って来いの相場展開となりやすい点は否めず、オリンピック開催年までずっと堅調に推移するとは考えにくいです。実質的に相場がオリンピック効果を織り込むのはオリンピック開催年の1,2年前からとなりやすいので、オリンピックの特別効果に期待した投資よりも、その国の経済状況に合わせた投資を心がけるべきです。オリンピックの特別効果がその国の経済に与える影響より、政策や世界の経済状況がその国の経済に与える影響の方が余程大きいので、意識しておく優先順位は間違えないことが大切です。
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オリンピック
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