消費増税が決まると消費が減少し景気が悪化することが予想されますので、デフレ圧力がかかり、円高に進みやすくなります。よって、株価には悪材料となり、売り圧力がかかるということは前ページまでで解説した通りです。 |
消費増税の影響は、1日や2日で出てくるものではありません。1997年の消費増税を例にとってみれば、1997年に日本が消費増税をした際は、そこから景気が後退していき、15年以上の長きにわたるデフレへと突入していきました。また消費増税前は、これから消費増税によって同じものを買うにも余計に税金が取られることになるので「増税される前に買っておきたい」という「駆け込み」の消費行動が増えて、消費増税前は無駄に企業業績が伸びることとなります。消費増税後はその反動で企業の利益が減少しますので、株価にとってはマイナスインパクトとなります。
消費増税後、企業業績はいつまで下がるのか、企業業績は国民の消費が減少したままでは上がりませんので、国民の消費がいつ増えるのか、国民の消費が増えるような政策は打たれるのか、打たれているのか・・・消費増税後はそういった状況が見えるまで、株価は下落するか、弱含みして底値模索をしやすくなりますので、消費増税の前も後も景気の回復が見通せるまで、投資はできるだけ控えてリスク回避するのが賢明です。
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オリンピック
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