市場で米国の利上げの観測が現実味を帯びてくると、市場はそれを相場に織り込んできます。米国の利上げは、あらゆる相場に影響してくる金融政策ですが、ここでは為替市場が米国の利上げを織り込む時の水準について解説します。 |
米国が過去、2004年6月から2006年6月まで行った利上げでは、FFレートはおおむね0.25%ずつ引き上げられました。最終的に2004年から2006年までの2年間で、FFレートは1%から5.25%まで引き上げられました。
ドル/円では1回利上げ(0.25%であると仮定する)があれば、2-3円の円安効果があるとされています。その水準を基本に考えると、市場が米国の1回の利上げを為替に織り込むとすると、為替は単純計算で2-3円、円安に進むと考えられますし、今後米国が2回利上げすると市場が予測すれば4-6円、円安に進むと考えられます。
ゆえに、為替市場が今後の米国の利上げをどれだけ(何回分)織り込んでいるかを判断するには、為替が円安にどれだけ進んだのかを見れば、ある程度予測できるようになります。為替相場を見て市場がどれだけ米国の利上げを織り込んでいるかを判断するにはそういった見方をします。
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